フローリングが劣化してしまうと、穴や擦り傷、色あせ、ひっかき傷などができてしまいます。ただ、擦り傷や凹みなどは、専門の業者に依頼しなくても、市販の修理グッズを利用すれば、自分でも修理を行うことができます。家具の移動やおもちゃなどでできてしまった浅い傷というのは、意外と目立ってしまいますが、こういった傷は、クレヨンタイプの補修剤を使用すれば、簡単に目立たなくすることができます。フローリングの色にあうように、クレヨンを何色か混ぜて使用すると、より効果的です。

深い傷でも、クレヨンを削ってライターであぶり、傷の部分に流し込むことで、修復していくことができます。表面をヘラなどで削り取ることで、深い傷も目立たなくすることができます。また、巨大な穴の場合は、パテを使って傷の大きさにして埋めていきます。パテは1日程度で完全に固まりますから、サンドペーパーを使って仕上げていきます。

フローリングの修理は、このように市販のグッズを使って自分でも行うことができます。ただ、自分では修理が困難な場合には、専門の業者に依頼した方がよいでしょう。フローリングには、合板や無垢、クッションフロアがあります。合板は複数のベニヤ板を貼り合わせた上に、化粧板を張り付けたもので、傷が深いと下のベニヤ板にまで達してしまい、そこから損傷が広がってしまう可能性もあります。

表面を修理しても、内部で被害が広がると、張り替えが必要となる場合もありますから、自分では無理だと思った時には、専門の業者に依頼しましょう。